大学受験の思い出

0からのスタート
私は、高校の勉強に興味が持てず、小説ばかり読んでいる劣等生でした。 日本文学から海外のものまで興味のあるものは片っ端から読んでいました。
成績は赤点にはなりませんでしたが、大学に興味も持てなかったので、専門学校に進んで資格を取ろうと考えて いました。しかし、アメリカ留学を考えていた友人の話を聞いて大学に憧れ、受験に進路変更します。 東京で暮らしたいという想いが一番強かったですね。
高3の夏に受験勉強を開始し、有名な問題集や予備校の夏期講習を受けて熱心に頑張っていましたが、 一向に成績は上がらず、英国政の偏差値は30~40台・・・。
現役受験は失敗。予備校に進みます。無謀でしたが、早稲田や明治大学に興味を持ち、有名私大合格コースを選択。 しかし、夏前に挫折・・・。独学で勉強しましたが1浪目も失敗。 仲間たちと朝から晩まで受験勉強を頑張っていたので、この時は本当に辛かったですね。 熱心に勉強したのですが、偏差値は英国が変わらず40台でした。 政経だけは偏差値70台を取っていたので悔しかったですね。
振り返れば、合格した友人達は皆、予備校の授業をまじめに受けていました。 私は、政経だけは先生と相性が合い、授業をしっかり受けていましたが、 英語と国語は市販の参考書で独学していたことが失敗の原因でした。
2浪目は、これまでの勉強を反省して、自分の方法を振り返りました。そして、予備校の授業を取り直し、 無駄な勉強を省きました(授業以外の自習は1日3時間くらい)。 自分に大学合格はムリなんじゃないか?と、自信を無くすことも度々ありました・・・。
桜咲く
しかし、努力の甲斐あって、模擬試験の偏差値は順調に上がり、明治大学を志望校に決めました。 そして、無事に合格することができました。 この時は本当に嬉しかったですね。仲間たちもそれぞれの志望校に合格しました。
大学生活では、経済の勉強に数学が必要だったことで苦戦しましたが、文芸サークルに所属したり、充実した 4年間を過ごしました。 そのサークルで、様々な分野で活躍する仲間達と貴重な時間を過ごせたことも私の財産です。 当時の文芸誌が大学の書庫に保管されているようで嬉しいですね。
勉強しているのに成績が伸び悩み、進む道が見えなくなっても、 あきらめずに続けていれば、また少し先が見えてきます。 受験勉強はその繰り返しです。頑張ってください。