東北学院榴ヶ岡高校への推薦を獲得した生徒について


 この生徒の依頼を受けたのは中学1年生が終わる直前の2月でした。 その月の定期テストは数学が平均点以下で英語も同様でした。 体験授業の時は勉強に自信がない様子が伺えました。 数学と英語を中心に基礎からもう一度教え直してほしいということとオンラインでのご依頼で指導が始まりました。

英語は2月の定期テストを見せてもらいましたが、ほとんど解答できていませんので、 英単語の復習から始めていきます。 数学は、算数で十分に理解できていない内容がありましたので、その学び直しと、中学の授業進度に合わせて教科書の内容を教えていきました。

授業が進むと算数では比例や割合、空間図形と苦手な箇所がはっきりし、時間をかけて指導していきました。 学び直しが終わり全体的に数学の力が上がってきたことから順調に成績を伸ばしていきます。

半年後、英語は少し点数が上がりましたが、まだまだ下位グループで数学は平均点あたりまで届くようになりました。 「あきらめなければ英語は必ず成績が上がるから、今の学習を続けていこう。」と指導を続けました。

家庭学習に関しては、自分に合った勉強方法が身についていなかったため、 英語は単語をただノートに何回も書いているだけでほとんど暗記できていませんでした。 そこで、単語を覚える方法をD君の特性に合わせてアドバイスしていきます。 数ヶ月経つと徐々に覚え方が分かってきたようで、最重要単語を覚えていくことができるようになりました。 英語の授業はその他に教科書の英文をノートに写して和訳する練習、 教科書の問題をしっかり考えて解答することを指示し指導を続けていきました。

英語は勉強しても忘れてしまう単語も多く、また文法の暗記にも苦戦が続きました。 英語の暗記が苦手な生徒には、3回4回と繰り返し指導しないと覚えられないことが多いので、 何度も繰り返し忘れていることを復習していきました。

中2の11月の定期テストで初めて平均点あたりまで届くようになりました。 ここから英語の成績も安定していくようになり私も少しほっとしました。苦手意識はありましたが、お母さんから、 「英語が分かるようになってきた。」と息子が話してくれて嬉しかったと伝えてもらい、 これまでの指導方法は間違っていなかったと確信しました。

中学3年生になり志望校を決める時期になると、本人は今の部活を高校でも続けていきたいという 強い意思を持つようになりました。そして校風も気に入った榴ヶ岡高校を第一志望校に決めます。 そして、推薦の評定をクリアして校内推薦を通ることができました。

2年間の指導を振り返ってみると、数学的思考力が伸びたことで英語の学力も上がりました。 数学の勉強を通じて論理的思考力を学び、英語もテストの問題を解答するには、単語や文法の知識を使って解答する ことができるようになりました。この力を高校での勉強でも活かしていってくださいね。応援しています。




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