宮城県仙台市のプロ家庭教師「勉先生の補習授業」

【不登校】不登校支援について②~10年前との違い~



プロ家庭教師の吉田です。

今回は、不登校支援について10年前との違いを書いていきましょう。 以前私は、プロ家庭教師と並行して有志とフリースクールを立ち上げ運営していました。 あれから10年が過ぎ、 今では首都圏を中心にたくさんのフリースクールや新しい教育を実践する機関が生まれています。 不登校のこども達の教育の選択肢が増えているんです。 一人ひとりの認知面に合わせて個性を伸ばす教室もありますし、感性やアートの才能を重視する教室も。 学校の出席扱いになる機関もあります。

当時、私たちのフリースクールでは、支援教育のプロだった恩師のアドバイスを受け、 勉強を教えるだけでなく、定期的に体験活動も行い、こどもの情操教育を補う役目も果たしていました。 新しい試みだったと思います。 秋保でのキャンプや伊勢神宮へのフェリーの旅等はこども達にとって大変有意義な時間でした。 震災後に私は退職しましたが、団体は現在も一般社団法人として活動を続けています。

当時と今では、不登校児への教育に関する考え方が大きく変化しました。 「学校への復帰が目標」から「教育の選択肢を選ぶことが出来る」ようになってきたのです。

文科省のホームページには以下のように記載されています。

不登校児童生徒への支援は、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が 自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することを目指す必要があること。また、児童生徒によっては、 不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや 進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。

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また、児童生徒の才能や能力に応じて、それぞれの可能性を伸ばせるよう、本人の希望を尊重した上で、 場合によっては、教育支援センターや不登校特例校、ICTを活用した学習支援、フリースクール、中学校夜間学級での 受け入れなど、様々な関係機関等を活用し社会的自立への支援を行うこと。その際、フリースクールなどの民間施設や NPO等と積極的に連携し、相互に協力・補完することの意義は大きいこと。

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不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)令和元年10月25日

この他にも支援の方法として、アメリカでは広く受け入れられている、ホームスクーリングの制度もいいですね。 これは、親御さんが勉強を自宅で教えながら、ボランティア活動に参加したり、学校では学べないことを学ぶ教育です。 学校があれていて通うことが難しい子が利用するケースもあるようです。 文化の違いから、アメリカでは家庭が選んだ教育に関して周りは認める土壌があり、 日本とはちょっと違うのでホームスクーリングが広く普及しています。 日本にホームスクーリングは普及していませんが、親御さんが教えられない子には、 家庭教師が活用できるメリットがありますね。出席扱いにならないのは残念です。

現在、中3女子生徒で不登校の子を教えていますが、公的な教育支援センターに通うこともできなくなり、 私が週2回の授業で学業に遅れないようにサポートしています。最近、行きたい高校も出来ました。 ただ、平日は基本的に時間を持て余してしまうようなので、この点について何とか出来ないかなぁと思っています。 休養期間を経て学校に復帰していった子もいますが、なかなか難しい子もいるんです。

不登校支援について、 10年前と大きく変わったのは、学校への復帰が目標ではなくなったことです。 こどもの社会的な自立のための教育が目標になったこと。 そのための選択肢を選ぶ権利がこどもにあるということ。

不登校支援について10年前との違いでした。