計算が苦手な理由~手続き力~



手続き力とは

10年前と比べて学習障害に関する研究は進み、 計算に困難を持つ子どもの原因が徐々に明らかになってきました。 その原因の一つに、手続き力の遅れがあります。 筆算の繰り上げや繰り下げ等の計算方法を正しい手順で使いこなす力のことを言います。
この力は遅れですので、学年が進むにつれて向上します。 ワーキングメモリーの弱さは、特性ですのであまり変わりませんが、手続き力の遅れは改善していきます。


手続き力の遅れについて

二桁や三桁の四則計算で繰り返しても計算方法が定着しない、 マンツーマンで理解できても何度も間違う時は、 手続き力に遅れがあるかもしれません。

67+24、35×75、125-36等の二桁三桁の計算が筆算を使っても出来なかったり、 繰り下げをした後に数を減らし忘れたりします。 繰り返し練習しても正確に計算することができないので、算数の勉強を嫌がるようになっていきます。


手続き力が遅れている子の学習ポイント

簡単な整数を使った問題を作成して、手順を覚えることに重点を置いて勉強することが大切です。

中学生でも、手続き力が小学校の時に遅れていた子は、 正しい計算方法を学ぶことができなかった場合があります。
中学生になればその力は以前より成長していますので、遅れていた子は、 計算の手順を身につけることに重点を置いて復習していきましょう。