数学の指導力について



こんにちは。プロ家庭教師の吉田です。今回は、数学の指導力について書いていきましょう。

「間違えた問題の解き方を教えるだけでなく、算数から遡って過去に定着していないことも教えてくれているかどうか。」 数学力を高めるために最も重要な所です。数学は積み重ねの教科なので、前に習ったことが きちんと理解できていないと、前に進んでもつまずくことが多くなります。

生徒に教科書やテキストの問題練習をさせた後、その問題の解き方だけ教えて次に進む先生がいます。

指導力のある先生は、解き方だけでなく、その生徒が定着できていない単元まで遡り、解答を見ることができます。

どの箇所が理解不足なのか、 また練習不足な点はどこなのか、判断することができるのです。

限られた授業時間の中での教え方にも差が出ます。宿題の出し方も。夏期講習や冬期講習等でまとめて復習することもできますが、普段の授業から教えてくれると、こどもにとっては自分から勉強するきっかけにもなります。

例えば、中学2年生で習う連立方程式では、中1で学習した計算がしっかり身についていないと答えを出すことは できません。正負の数、1次方程式、文字式の計算が正確に定着していないと途中でつまずきます。

連立方程式の計算方法を丸暗記して出来るようになっても、文字の計算ルールや方程式の移行等がきちんと 定着していないと、ちょっとパターンを変えると解けなくなります。

高校1年生で習う因数分解でも、中学の因数分解が定着していないと新しい因数分解の方法でつまずきます。

数学は積み重ねの教科ですので、間違えた問題の解き方を教わって「分かった」と理解できても、 過去に定着していないことがあれば、パターンが変わると間違えてしまう教科です。 入試問題のミスも多くなるでしょう。

親御さんは問題集の正答の数等で、一見こどもが出来るようになったと思われますが、 その場だけの勉強になってしまっている場合がありますので注意が必要です。